【SVダブルバトルS1】寿司偽装グレシャリッパー【814位】
環境の考察
SVシーズン1中盤までに
と環境が変動。
モロバレルが流行ったのでシーズン終盤ではトリルが減少し、必然的にトリル対策も減ると予想。純トリル構築が強いと考えパーティを組みました。
構築のポイント
今期の純トリルでは以下の要素が重要だと感じました。
・トリルを枯らされた後の明確な勝ち筋
・寿司対策
・モロバレル対策
これらを意識しながらパーティを構築していきます。
1.トリルエースはペリッパーを採用。
トリル切れのタイミングで追い風(通称トリルスイッチ)ができ、トリル下で安定した高火力を出せます。
2.詰め要員は、よびみず鋼シャリタツを採用。
トリル下ではペリッパーの波乗りで火力上昇を狙え、トリルが切れた後の詰めの場面ではテラスタル鋼+ペリのワイガで寿司と水ニンフィアをほぼ完封し竜タイプへのカウンターも狙えます。
3.トリル要員は、モロバレルのキノコの胞子を無効化できる草食リキキリンを採用。
この時点で残り1枠に求められるのは
・初手トリルサポート
・トリル下での火力支援
・味方の波乗りを無効化できる特性持ち
の3項目を満たすポケモンです。
そんなポケモンいるわけ…
いました。
・ねこだましでトリルサポート
・リキキリンよりも低い素早さからアシッドボムで火力支援
・特性:かんそうはだで波乗りを無効化
できるため、求めていた条件を満たします。
ダブルバトルでは求めている役割がマイナー/進化前ポケモンしかできないことが多々あります。面白いですね。
以上の4匹+見せポケ2匹で組んだパーティがこちら
考察する時間がなかったので野生ハリーセンとヘイラッシャをぶち込みましたが、特定のパーティにだけ強い裏選出を用意しておけばそれだけでも勝率が上がるのでちゃんと育成しましょう。
個別解説
◆努力値:AC振り
◆テラスタル草
◆持ち物:気合の襷
◆技構成
・アシッドボム
・けたぐり
・フェイント
けたぐりはドドゲザンとバンギラスへのピンポイント対策。(確1)
テラスタルが草なのはトリル下では草食を警戒してグレッグル方向へキノコの胞子が飛んでくるからです。
1度守られると次々ターンに100%守るを使ってくるのでフェイントがかなり活躍してくれました。
・リキキリン
◆努力値:HCベース
◆テラスタル妖(フェアリー)
◆持ち物:命の珠
◆技構成
初手相手2体が悪タイプで並んだ時にテラスタルを切ります。
努力値はHBCを振り分けた方が硬くなるのですが、命がけコノヨザルに怯えなくて済むH調整もありだと思います。(今期はそこまで個体数多くなかったですが)
リキキリンはもう一つの特性が先制技を防ぐことが出来る『テイルアーマー』なのですが、高頻度で猫騙しされました。許せません。
◆努力値:HC
◆テラスタル水
◆持ち物:神秘の雫
◆技構成
・なみのり
・ぼうふう
・おいかぜ
使用率圏外のころからペリッパーを使っていたのですが終盤でちらほら見かけるようになりました。火力もありサポートも出来る種族値以外は完ぺきなポケモンだと思います。
よびみずポケモンと並べることで波乗り連打するだけで味方が無限に強くなるので耐久ポケモンにも強いです。
テラスタイプはトリル下で火力が出せるように水にしましたが、無理やり追い風で切り返したい場面や終盤に電気タイプが増えたことからテラス草のほうが良かったと思います。
・シャリタツ
◆努力値:HC
◆テラスタル鋼
◆持ち物:こだわりメガネ
◆特性:よびみず
◆技構成
・だくりゅう
・テラバースト
・りゅせいぐん
トリル下では雨+眼鏡+呼び水(C+1)の濁流で削り、トリルが切れた後はテラスタルを切って竜→鋼の耐性で切り返します。
現環境では竜or寿司orニンフィアが入ってくるパーティだらけだったので、これらを残すように動くことでトリル後に詰めやすかったです。
呼び水シャリタツの妖鋼テラスタルは今後一定数存在し続けてもいい強さだったと思います。
実際呼び水シャリタツは2回くらい当たったのでこれからは警戒しましょう。寿司と雨パを使う人は記事を読んでしまったことを後悔してください。
結果と総評
最終814位でした。人が多いので前作よりも上位を取るのが難しかったと思います。
たまたま終盤は同じような構築が多かったものの、あっという間に流行が変化し様々なポケモンが評価される今作は前作以上に面白いと感じました。
とりあえず今作でも進化前ポケモンで戦えるのが分かったので満足です。